明るい老後を迎えるために収入考察
ようこそガンダーラPROJECTへ
今回は前回の支出考察に続いて収入の考察をしてみたい。
明るい老後ガンダーラを目指すためには経済的懸念があってはいけない。
そのために頼れるものは何か?
まずは何といっても公的年金でしょう。消えた年金問題や少子高齢社会の進行等、
今と同じ水準で年金をもらえるかどうか怪しいと思う方も多いと思います。
正直私もそう思います。
我々団塊ジュニア世代は数が多いですから、我々が年金受給者になる前に手を打たざるをえないでしょう。
大きく現役世代が減って、その分年金受給者が増えるのですから。
対策としては
- 単純に受給額を減らす。
- 現役期間を延ばしてもらう。
- 少子化対策を進めて現役世代を増やす。
- 生産性を上げて一人当たりの所得を増やす。
- 移民を受け入れて現役世代を増やす。
今回のお題とは離れてしまうので説明は省きますが、
こんなところでしょうか。
他に頼れるものと言えば退職金ですが、
これは働き方によって大きく変わってきます。
大企業のサラリーマンや公務員は結構な額になるでしょうけども、
中小企業等ではそれなりでしょう。
そもそも自営業の方などは、退職金はありませんし。
どの働き方であっても、iDeCoは利用して自分用に退職金を用意しておきましょう。
あとは金融資産の取り崩しや配当などを生活費に充てることになります。
とりあえず収入を計算してみます。
公的年金や退職金
こちらのほうは前回とは逆に少なめになっています。
数値は私の場合で作成していますので、
皆さまが参考にされるときは数値をご自身のものに直してください。
65歳まで勤務した場合
年金受給額
70歳から繰り下げ支給。年額180万円(月15万)
退職金
1,700万円
年金受給額は年金定期便のはがきを参考にしています。
今年はまだ送られてきていないので
去年とおととしのはがきを使います。
まずは去年とおととしの差額を出します。
私は大体4万円くらいでした。
60歳まで給料が変わらないものとします。
去年送られてきた年金定期が令和元年6月までのはずなので
60からその時の年齢を引きます。数か月切り捨てになります。
私だと60-45=15になります。
60歳以降は余裕をもって給料を半分で計算します。
となると年金定期便の金額に4*15+2*5=70万円をプラスします。
私は大体110万くらいでした。
110+70=180となります。
お気づきの方もいると思いますが、
なぜ繰り下げ支給してるのに180万円になっているのか。
単純に将来の受取額が30%減になると予想しているからです。
さらに計算をすると180*0.7=126
繰り下げ支給の加算額は現状1月ごとに0.7%増なので
5年だと0.7*60=42%になります。
どうなるかと言うと
126*1.42=178.92万円になります。
5年繰り下げ支給すると30%減でも大体同じになります。
お前の説明じゃよくわからんと言う方も多いと思いますので
簡単に言うと
独り身であれば82歳以上生きられる自信があるなら
繰り下げ支給のほうが多くもらえます。
退職金は毎年お知らせが来るので単純に65まで働いた場合で計算してます。
これで100歳まで生きたらいくらになるかというと
180*30+1,700=7,100万円
前回のブログで65歳まで働いたときに必要になる額は7,266万円
166万不足ですね。思いのほか収入が多くてびっくり。
ただ私は不動産を持っていないので
家を購入するとその分資金が必要になるので
やっぱり2,000万円くらい不足になるのかな?
60歳で労働から解放されたいよとなると
年金170万円(月14万強)
退職金1,600万円
170*30+1600=6,700万円
60歳まで働いたときに必要になる額は8,304万円
差額は1,604万円
不動産購入費込みでこちらは3,500万くらいですね。
ここまでは国や会社に頼った金額を出してみました。
自助努力の分を加えるとどうなるか見ていきましょう。
自助努力分の収入
まずはiDeCoなんですが
私は毎月12,000円年間14,4000円を積み立てています。
全額新興国に突っ込んでいますして値動きが結構激しいので
安全のためにざっくり積立額の半分とします。
4年ほど積み立てているので65歳まで利用したら
23年間なので
144,000*23*0.5=1,656,000円
60歳までなら18年間となり
144,000*18*0.5=1,296,000円
次に個人年金を加えていきいます。
私が加入しているのは
郵便局の逓増型終身個人年金です。
どんな商品か説明しますと
毎年年金額が増えていくものです。
年間36万円(月3万円)が毎年3%ずつ増えていきます。
60歳受け取りで100歳まで受け取ると合計額は
2700万円になります。
さすがに電卓じゃ計算できなかったのでエクセルを使いました。
これを加味すると
65歳
7,100+165.6+2,700-7,266=2,699.6万円
60歳
6,700+129.6+2,700-8,304=1,225.6万円
計算上はプラスになりました。
ただ70歳までで考えるとまた変わってきそうです。
個人年金は逓増型なので最初のうちは受給額が少ないですし、
不動産購入費で退職金が吹っ飛ぶことになります。
おまけに年金にかかる所得税や後期高齢者の保険料も無視しています。
年金はさらに1割くらい減らしたほうがいいかもしれません。
やはり金融資産が必要になりそうです。
次回予告
私が保有している金融資産について考えてみたいと思います。
ポートフォリオを組み直したいとは思っているのですがなかなか手が出せません。