NISAについて
ようこそガンダーラPROJECTへ
今回で10記事目になります。
前回から間が空いたのは
10記事めを私の誕生日に合わせたかったからなのです。
今日で47歳になりました。
織田信長なら隠居して孫がいる年ですね。
基本熱しやすく冷めやすい性質なので、
良く続いたものだと我ながら感心します。
今回はNISAについて書いていきます。
iDeCoについては申し訳ありません。
次回にお話しします。
NISAとは
NISAには2種類あります。
積立NISAと普通のNISAです。
どちらか一つしか選ぶことはできません。
ファイヤーエムブレム エコーズのソニアとディーンみたいな感じです。
どちらを選べばいいのか先に結論を言うと
積立NISAを選んでおけば間違いありません。
ただし私のような中高年以上の年齢(投資できる期間が短い)の方や、
個別株で勝負したい方はNISAも選ぶ余地があります。
両者の違いをものすごく簡単に言うとこんな感じです。
NISA | 積立NISA | |
限度額 | 120万円 | 40万円 |
期間 | 5年間 | 20年間 |
非課税 | 〇 | 〇 |
総限度額 | 600万円 | 800万円 |
さらに違いを述べると
NISAは120万円の限度額をその年内であれば
いつ利用しても構いません。
1月に120万円全部利用も可ですし、
毎月10万円ずつでも可です。
積立NISAについて詳しく
逆に積立NISAは読んで字のごとく
積立をしていくので毎月一定の額を投資していきます。
ここで積立NISAに対して疑問点が出てくると思います。
まずは40万円を12か月で割り切りないということと、
年の途中で始めたらどうなるのと言うことです。
まず積立NISAには毎月の積立上限額と言うのが設けられています。
40万円÷12か月=33,333・・・
となるので月の限度額は33,333円になります。
ただし利用する会社によっては1,000円単位での積立と言うところもありますので
その時は33,000円までとなります。
仮に33,000円×12か月=396,000円
400,000円-396,000円=4,000円程枠が余りますが
安心してください。
追加で積立の設定ができますので任意の月に+4,000円積立の設定をしてください。
年の途中の場合も追加の設定でも問題ありません。
ただし次の年に1月から積立てていくとして、
40万円を超えてしまうようだとエラーになるはずです。
その時は改めて設定をし直すようになります。
もしくは積立NISAを利用している金融機関で
スポット購入ができるようであればそちらを利用するといいです。
これなら翌年に設定をし直さなくて済むので手間が省けます。
スポット購入は簡単に言うと好きな時に好きな金額で購入すること。
例
上記の場合で8月から積立NISAを始めた場合
33000円×5か月(8~12月分)=165,000円
積立の追加
400,000円-165,000円=235,000円
ただし翌年以降は
33,000円×12か月+235,000円=631,000円
40万円を超えるのでエラーとなり再設定が必要になります。
スポット購入
33,000円×5か月+4000円=169,000円
400,000円-169,000円=231,000円
スポット購入で年内に231,000円購入すれば
翌年以降も再設定不要になります。
メリット
1.NISAのメリットはまずは儲けは全部自分のものにできます。
投資の儲けは本来20%税金として納めなくてはなりません。
(復興税は考慮していません)
要は100万円が150万円になったとしても
150万円全部が手元に残る訳ではなく
150万円-100万円=50万円
50万円×0.2=10万円が税金となります。
20%は結構大きいですよね。
これが丸々自分のものになるのですから
やらなきゃもったいないです。
2.積立NISAの場合はさらにファンドが
初心者用に手数料が無料で信託報酬が低く抑えられています。
これも地味にありがたいです。
デメリット
損益通算ができない。
損益通算とは何ぞやと言いますと、
儲けと損を差し引くことです。
例
いファンドで30万円儲け
ろファンドで20万の損失
課税口座であれば
30万円×0.2=6万円の税金がかかりそうですが、
20万円の損失がありますので、
実際にかかる税金は
30万円-20万円=10万円
10万円×0.2=2万円となり
この計算だと税金が1/3になります。
NISAはもともと儲けに税金がかからないのと
NISA口座以外の口座と損益通算ができないので
課税口座の儲けをNISA口座の損失で減らすことができません。
もう一つ
メリットでありデメリット
では非課税期間が終わった場合はどうなるのかと言うと、
儲けが出ている場合
例
100万円が150万円になっていたら
150万円が購入価格として課税口座に移ります。
損失が出ている場合
例
100万円が70万円になっていたら
70万円が購入価格になります。
どういうことか
例
課税口座に移動後130万円で売却したら
儲けの場合
130万円-150万円=20万円の損失
130万円は手元に残る
損してた場合
130万円-70万円=60万の儲け
60万円×0.2=12万円
130万円-12万円=118万円
となり同じ100万円で最初購入したのに
12万円の差が出てしまいます。
これが100万円未満だとさらに悲惨で
元本割れした上に税金を納めなくてはならなくなります。
まとめ
NISAを利用する際は
長い目で見ていきましょう
一攫千金も悪くありませんが、
損失を出してしまうと
非課税の意味がなくなってしまいます。
さらに税金の面でも課税口座より不利になってしまいます。
そのため投資期間が取れるのであれば積立NISAをお勧めしています。
新型NISAはまだ先のことなので割愛しています。
次回予告
今度こそiDeCoについて書いていきます。
勤労者ならNISA以上にやらない手はありませんよ。