iDeCoについて(基本)
ようこそガンダーラPROJECTへ
今回は前回延期したiDeCoについて書いていきます。
iDeCoとは
退職金や年金を自分で用意してくださいという考えのもとにできた制度です。
利用してもらうためにいろいろな特典があります。
人によって上限額も変わってきます。
例 | 掛カ金上限額 | |
第1号被保険者 | 自営業者 | 月6.8万円(年81.6万円) |
第2号被保険者 | 確定拠出年金のない会社の会社員 | 月ツキ2.3万円(年27.6万円) |
第2号被保険者 | 確定拠出年金のある会社の会社員 | 月2.0万円(年20万円) |
第2号被保険者 | 公務員、確定給付年金加入者 |
月1.2万円(年14.4万円) |
第3号被保険者 | 第3号被保険者の配偶者等 | 月額2.3万円(年27.6万円) |
メリット
- 掛け金は全額所得控除
- 運用益は非課税
- 受取時には退職金の控除や年金の控除が受けられる
- 加入期間が長いほど一時金での受取が有利
- 転職が多い人も安心
所得控除になると例えば所得税が10%の方だと
住民税は10%なので合計で
掛け金の20%が戻ってきます。
14.4万円だと20%の28,800円税金が戻ってきます。
高額所得者ほど戻ってくる金額は大きいですが、
所得税を納めていない人にはメリットがありません。
転職をしても
勤続年数と違いリセットされないのも利点です。
デメリット
課税が先延ばしになっているだけなので
受け取るときに税金がかかってきます。
ただし退職金控除が使えるので
巨額の退職金を受け取らないなら税金がかからないこともあります。
控除額の計算式
iDeCo利用年数20年以内
40万円×年数
例
10年の場合
40万円×10=400万円
この金額まで受け取っても税金はかからない
iDeCo利用年数 20年越
70万円×(年数-20年)+800万円
例
25年の場合
70万円(25-20)+800万円=1,150万円
となり退職金がない会社なら控除は大きいです。
ちなみに超えた分は
超過額の半分が課税対象です。
さらに分離課税なので退職金の金額だけの計算になります。
こちらもありがたいところです。
まとめ
受け取り方は基本的には一時金での受け取りをお勧めします。
退職金の控除が極めて大きいのと
年金受け取りの場合毎回手数料がかかるのと、
その分所得が増えるので医療費の自己負担が増える恐れもあります。
国民年金しか加入していない人は年金受け取りのほうが有利な場合もあります。
次回予告
保険は必要?不要?について